ホグワーツの生徒にとって、大広間は学校生活の中心です。ここでは組分けの儀式、ユール・ボール・ダンスパーティー、ホグワーツの戦いなど数々のドラマが生まれました。大広間のモデルになったのは16世紀の建造物――名門オックスフォード大学クライストチャーチ・カレッジの大ホールです。スタジオツアーでは、この圧巻なセットを隅々まで鑑賞できます。大きな扉を開けて中に入ると、4つの寮をイメージした彫刻(ヘビ、アナグマ、ライオン、ワシ)が壁一面にずらり。各寮の得点を示すガラスのビーズを使った“寮別ポイント計”も鎮座しています。
キングス・クロス駅の9と¾番線はマグルには見えないプラットホームですが、ハリーにとっては魔法界への入口になりました。9と¾番線を舞台にしたシーンは、ほとんどがロンドン中心にある、利用客の多い市内の実在の駅で撮影されました。一方、客車内のシーンや『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』中に登場する駅のホームや客車内のラストシーンはスタジオ撮影でした。客車内のシーンでは、プラットホームや特別な列車用のインテリア内のセットが組まれ、車窓はグリーンスクリーンで覆われました。ファンの皆様は、9と¾番線に足を踏み入れて、ホグワーツ特急にご乗車いただきます!
ホグワーツの生徒が立入りを禁止されているあの森に、みなさんを特別ご招待! 禁じられた森の奥深さを、ぜひ体感してください。魔法動物と暗い秘密がひそむ森は、一見すると普通の森ですが、一歩入れば、あやしく危険な雰囲気に。このセットは撮影を重ねるたびに拡張し、シリーズ最終作『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』では幅180メートルの巨大な背景画も使われました。
森に足を踏み入れると、展示エリアでは、森を舞台にした数々の名場面を再現。ハグリッドがバックビークを使って初めて魔法生物飼育学の授業をするシーンなど、数々の名場面がよみがえります。さらに、魔法の腕前を試すインタラクティブな体験も! 森の中を探検しながら、巨大グモの巣窟でアラゴグと対面する前に、ディメンター(吸魂鬼)を撃退するエクスペクト・パトローナム(守護霊の魔法)の呪文を試すチャンスです。対決してみましょう。
東京でしか見られない、ロンドン魔法省のフルスケールセットに初めて足を踏み入れることができます。
ロンドン魔法省の職員たちは通勤するのに、電話ボックスやトイレから、または高さが3メートル近い巨大な暖炉からフルーパウダー(煙突飛行粉)を使って移動しました。スタジオツアー東京では、ロンドン魔法省の職員たちと同じように暖炉の一つに入り、スモークや照明によってフルーパウダーを体中に振りかけているかのように魔法の効果を再現しながら、写真や動画を撮影することができます。
ダイアゴン横丁はにぎやかな商店街で、ホグワーツ魔法魔術学校の生徒にとって、新学期の準備に欠かせない場所です。グリンゴッツ魔法銀行でガリオンをおろしたり、魔法動物ペットショップで愛すべきペットを選んだりと、この通りにはホグワーツの生徒に必要なものはなんでも揃っています。ダイアゴン横丁に足を踏み入れれば、実際に映画制作に携わったクリエイターが手がけたクラフトマンシップ溢れるこのセットを間近でご覧いただくことができます。
ダイアゴン横丁は、もともと『ハリー・ポッターと賢者の石』のために作られ、それ以降の作品でもたびたび手直しして使用されました。壁の位置や店の並びを変え、建物全体の角度を左右に微妙に動かして、『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』の撮影では、このセットの大部分が、雪化粧したホグスミード村として利用されました。